湯布院にMちゃんを勉強になるところがあるから...と連れていきたくて予定していたところ
急遽Mちゃんが参加できなくなり、じゃ、私たちだけなら場所変えて、唐津へ行こう!と
Yティ、ヒラッティと私の3人でGo!
今日は祝日、仕事が立て込んでいるので去年だったら仕事していただろうな~ でも今年は
きちんと仕事時間に集中してやって、残業はしない!と決めて、まずまずちゃんと守れてますよ。
でも本を読んだり、いろんなところへ行き、いろんないいものを見て回り触れることが、私のよう
に空間をプロデュースすることを仕事にしている者にとってはデスクワーク以上に大切なこと
なんですよね。インプットなしにはアウトプットできないし、こればかりは誰かに教えてもらうこと
はできず、自分の目で見て吸収するしかないんです。
なので、今日の最初の行き先はそんな意味で“Must Go Places"にリストアップしていた
唐津の「
銀すし」です。
こちらは唐津と行っても中心から離れたひっそりとした旧道沿いにあり、13年前にお父さんの
お店の後を継ぎ、3年前に改装されたそうですが、のれんもかからずこんなシンプルな店構え
なので、「近所の人たちにはお店を閉めたと思われている」と大将。(笑)
「実は地元の人は誰もこない」とかで(笑)、70%が東京のお客さんなんだそうです。すごい!!
店内とお鮨も写真を... と思ったけれどお店の方の希望で控えることに..。
店内にはカウター席が6席のみ。なんともいえない居心地の良い雰囲気。何がそうさせている
んだろう~とキョロキョロ... 。まず使われている木が本物。木からなんともやわらかい
オーラが出ています。ぼんぼり...とも言いたくなるような暖かい色あいの照明。
広すぎず狭すぎない空間の距離感、、、
そしてまだ35歳ぐらいであろう大将の独特の柔らかい空気感..。 寺社仏閣を設計されている
建築家の方によるデザインと聞き納得!なるほど~
器は唐津の「つく田」同様、全て陶芸家の中里隆さんによるもの。川島豆腐、つく田、銀すし、
福岡の安春計など、中里さんプロデュースのお店はどこもすごいですね。
さて、お鮨はというと、シャリは砂糖を使わないらしくさっぱりと酸味のきいた味つけ。小ぶりで
口にいれるとはらっとはらけます。ちょうど月夜だったのでネタが少ないとかで、鯛、葉がつお
などは2貫ずつでてきました。他にはイカ、アナゴ、海老、サヨリ、ウニ、かっぱなど。
唐津の魚市場かと思いきや、聞くと福岡の柳橋まで仕入れにいっていらっしゃるとか。
いい魚は築地に集まるように、唐津であがっても博多に行ってしまうからと。
しかしいまや全国的に有名な江戸前のお鮨屋さんではありますが、7割が東京の方とはすごい
ですねー。地元ゼロっていうのも。
1~2月は東京まで出張で握りに行かれることも多いとか。来年はアメリカ...とも。
美味しいお鮨をいただきながら、気さくになんでも会話できるところが嬉しく、Yティもヒラッティも
大満足!
私も空間作り、料理、建築デザインと勉強になりました~^^