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Fooding Diary

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2008年 09月 27日

そうだ!唐津へ行こう!

そうだ!唐津へお鮨を食べに行こう!と夫。  いいね~!と即答する妻..。 ということで

久しぶりの休日です。

「やすけ」は今や全国的に有名になられた「つく田」のお兄さんがやっていらっしゃる
お鮨屋さんで唐津駅から徒歩2~3分の商店街にあります。

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カウンターに座ると七福神の布袋さまのようなやさしい笑顔で迎えてくださるご主人。

メニューを見るとなんと特上で2630円!! 嬉しすぎる! 迷わず特上を注文。

まず最初に「お醤油は3種類ご用意していますが辛さのお好みはありますか?」と聞かれる。

「普通で。」 というと、お醤油を差し出しながら「もしお口に合わなかったらおっしゃってください」と。

聞くとお醤油は唐津で徳川時代から造られているお醤油屋さんのもので、濃口、薄口などを
やすけでブレンドして辛さ別に3種類用意しているのだとか。さらには、もっと辛口を希望の方
のために野田のお醤油などもおいてらっしゃるそうで... なんという心遣い!
だから予約した時に「どちらからお越しですか?」と聞かれたのでしょう。 「お醤油ばかりは
生まれた土地の食文化ですから... 」と。そういえば、甘い九州のお醤油で育ってきた私は、昔
東京でお醤油が辛すぎてお鮨にお醤油をつけて食べることができずお塩だけで食べたっけ...

さて、まずは突出しに木の葉フグのポン酢かけ。「ウマイ!」と夫。

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お鮨は最初に対馬でとれたまぐろマグロ。マグロといえば大方太平洋かと思いきや唐津の
漁港であがったものなのですねー。地物のネタにこだわっているというだけありますね。さすが!

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それにしても、このマグロ、最高ー!!

シャリはやややわらかめでお米にツヤがありみずみずしくネタと一体化するようなタイプ。
江戸前ではなく新鮮なネタをストレートに味わうタイプの握りにはよくあっていて、サイズも程良く
イカ、鯛、赤貝、蒸しアワビ、唐津の赤ウニ、アナゴなどなど8貫ほど.. どれも上品な美味しさ。

追加でミル貝、玉子を握ってもらってビール1本+茶碗蒸し+赤だしで2人で8000円!!

安い! この内容でこの値段とは! と喜ぶ私たち。

お隣には、全国津々浦々食べ歩いてきたという感じの初老のおじさまが二人。
どこのなにが美味しいと食べ物談義に花が咲いているご様子で、金沢の小松弥助とか
東京の柳橋の美家古も美味しいけれど、唐津はやっぱりここが美味しいよって..

決して派手なお店じゃありませんが、実直で謙虚な姿勢で鮨を極めてこられたお姿がにじみ
でていて、最後に「お粗末さまでした」と頭を下げる大将の優しい笑顔がとても印象的でした。

取材NG、でも地元の名士に愛されるお店だそうだが、あとで聞いたところによると全国から
年に一度はここのお鮨を食べたいとやってくる人も多いとか。

私たちもお店を出て商店街を歩きながら、じ~んわりと、「いい店だったね~」としみじみと。

唐津駅のすぐ目の前だから、今度は車を置いてじっくりお料理も味わいにこなくては!

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そしてこちらはその後せっかく唐津まで来たのだからと立ち寄った中里 隆さんの隆太窯。
山に囲まれた小川の流れるステキな工房です。将来こんなところに住むのもいいね~と。

そこにいるだけでとても心地よく、しばし隆さんや太亀さんの作陶の作業風景を見せていただき美しい器を眺め、癒された、名店発見のよい小ドライブでした!

by foodingclub | 2008-09-27 22:03 | 外食・レストラン


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